こんな人が取得を目指しています
日本顕微鏡歯科学会の認定歯科衛生士は、マイクロスコープを活用して、歯科衛生士としての専門性をさらに高めたい方に向いている資格です。
たとえば、次のような方が取得を目指しています。
- マイクロスコープを使った歯科衛生士業務を基礎から学びたい方
- 予防処置やメインテナンスの質をさらに高めたい方
- 歯科衛生士として、ひとつ上のキャリアを目指したい方
- 学会認定資格を取得し、自分の強みを明確にしたい方
- 将来的に後輩指導や院内教育にも関わっていきたい方
マイクロスコープを使った歯科衛生士業務を、もっと専門的に学びたい。
予防処置やメインテナンスの質を高め、患者さんにより精密で分かりやすい歯科医療を提供したい。
そのような歯科衛生士にとって、ひとつの目標となるのが、日本顕微鏡歯科学会の認定歯科衛生士です。
日本顕微鏡歯科学会の認定制度は、顕微鏡歯科医療における専門的な知識と臨床技能を持つ歯科医師・歯科衛生士を育成し、顕微鏡歯科医療の水準向上と普及を目指す制度です。
認定歯科衛生士とは?
日本顕微鏡歯科学会の認定歯科衛生士とは、歯科用顕微鏡、いわゆるマイクロスコープを活用した歯科衛生士業務について、一定の知識・技術・臨床経験を有すると認められた歯科衛生士のことです。
単に「マイクロスコープを使ったことがある」というだけではなく、顕微鏡下での予防処置や指導に関する技能、臨床動画の提出、筆記試験などを通して審査されます。
そのため、認定歯科衛生士は、マイクロスコープを活用したメインテナンスや口腔内観察、患者さんへの説明などを、より専門的に実践していきたい歯科衛生士にとって、大きなキャリアアップの目標になります。
認定歯科衛生士の取得条件
日本顕微鏡歯科学会の認定歯科衛生士を目指すには、現行制度では主に以下の条件が必要です。
| 基本条件 |
|
|---|---|
| 申請・受験に必要な条件 |
|
| 主な提出書類・提出物 |
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このように、認定歯科衛生士の取得には、知識だけでなく、実際にマイクロスコープを活用した臨床経験や症例動画の準備が求められます。
取得は難しい?
認定歯科衛生士は、誰でも簡単に取得できる資格ではありません。
特に大きなポイントになるのは、臨床動画の準備です。
筆記試験のための知識だけでなく、実際にマイクロスコープを使って臨床を行っているか、その視野の中でどのように判断し、どのように処置や説明を行っているかが問われます。
つまり、認定歯科衛生士を目指すには、マイクロスコープがあるだけでなく、日常的に使用できる環境、症例を記録できる体制、そして動画を見ながらフィードバックを受けられる教育環境が重要になります。
マイクロスコープを日常的に使っている医院であれば目指しやすい一方、使用機会が少ない環境では、症例動画の準備に時間がかかることがあります。
認定指導歯科衛生士って?どう関係ある?
認定歯科衛生士を目指すうえで大切なのは、誰から学べるかです。
日本顕微鏡歯科学会には、認定歯科衛生士のほかに、さらに指導的な立場である認定指導歯科衛生士という資格があります。
認定指導歯科衛生士は、マイクロスコープを活用した歯科衛生士業務について、より高度な知識・技術・経験を持ち、認定歯科衛生士を目指す人にとって、技術面や症例の考え方を学ぶうえで心強い存在です。
認定歯科衛生士の取得には、臨床動画の提出や、その内容に関する質疑、筆記試験などがあります。特に臨床動画は、日々の診療の中でマイクロスコープをどのように使い、どのように判断し、どのように患者さんへ説明しているかが見られる大切なポイントです。
そのため、認定指導歯科衛生士が在籍している医院では、ポジショニング、視野の確保、ミラー操作、動画の見直し、症例の選び方などを、実際の臨床に沿って学びやすい環境があります。
当院には、日本顕微鏡歯科学会の認定指導歯科衛生士が在籍しています。
マイクロスコープ未経験の方でも、基礎から段階的に学び、認定歯科衛生士の取得を目指せるようサポートしています。
日本顕微鏡歯科学会
認定歯科衛生士・認定指導歯科衛生士
小宮 純子
小宮純子は、日本顕微鏡歯科学会の認定歯科衛生士・認定指導歯科衛生士として、マイクロスコープを活用した歯科衛生士業務の指導に携わっています。
歯周基本治療やメインテナンス、長期SPT、重度歯周病患者さんへの対応などをテーマに、学会発表や執筆活動も行っており、歯科衛生士が臨床の中でマイクロスコープをどのように活用するかを、実践的に伝えています。
主な講演実績
2022年10月30日![]() |
日本顕微鏡歯科学会 2022年 第5回歯科衛生士セミナー 「マイクロスコープからみる歯周治療」 演題:「診る」ためのマイクロ活用法 〜メインテナンス編〜 https://jamd.or.jp/seminar/detail/148 |
|---|---|
2022年4月24日![]() |
日本顕微鏡歯科学会 第18回学術大会DHシンポジウム「良く視てよく考える歯周ケア」 演題:「歯周病新分類に基づく拡大視野下における歯周基本治療」 https://jamd.or.jp/congress/18th_tokyo/schedule.html |
| 2019年6月22日 |
日本臨床歯周病学会 第37回年次大会 ケースプレゼンテーション 「広汎型重度慢性歯周炎患者に対し23年経過した一症例 ― 長期SPTにおける課題と対応」 https://www.knt.co.jp/ec/2019/jacp37/program2.html |
主な執筆実績
| 2023年 |
The International Journal of Microdentistry “USEFULNESS OF MICROSCOPES IN BASIC PERIODONTAL TREATMENT” Junko Komiya, Takumi Umemura https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamdmicro/14/1/14_42/_article/-char/ja |
|---|---|
| 2021年 |
日本臨床歯周病学会会誌 第37巻 第2号 「広汎型中等度慢性歯周炎患者の23年のSPTの経過」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/tjacp/37/2/37_118/_pdf |
2021年![]() |
DENTAL DIAMOND 増刊号 『イメージと臨床が結びつく スタートアップ!マイクロスコープ』 「マイクロスコープを活用した歯周基本治療」 https://www.dental-diamond.co.jp/sinkan/startup_microscope/mokuji.pdf |
2020年![]() |
『歯科衛生士』2020年6月号 DHパワーアップ道場 「20年以上の長期症例からみえるSPTにおける課題と対応」 https://www.quint-j.co.jp/products/4115 |
当院で学べること
当院では、マイクロスコープを使った歯科衛生士業務を基礎から学べる環境を整えています。
また、医院全体としてもマイクロスコープを活用した診療に力を入れており、歯科医師による精密根管治療(Micro Endo)、歯周組織再生療法(重度歯周病)、MTAセメントを用いた治療など、より精密さが求められる診療にも取り組んでいます。
そのような環境の中で、歯科衛生士もマイクロスコープを活用しながら、口腔内の細かな変化を観察し、患者さんに分かりやすく伝える力を身につけていくことができます。
マイクロスコープ未経験の方でも、いきなり難しい症例を担当するのではなく、基本的な使い方から少しずつステップアップしていきます。
たとえば、以下のような内容を段階的に学ぶことができます。
- マイクロスコープの基本操作
- 診療時のポジショニング
- 視野の確保
- ミラー操作
- 口腔内の観察方法
- 患者さんへの画像・動画を使った説明
- メインテナンスでの活用方法
- 症例動画の記録と振り返り
- 認定歯科衛生士取得に向けた準備
認定歯科衛生士を目指す方には、日々の診療の中でマイクロスコープを活用しながら、症例の選び方や動画の見直し、学会参加、申請準備までサポートします。
もちろん、認定資格の取得はゴールではありません。
大切なのは、資格取得を通して、患者さんにより分かりやすく、より精密で、より安心できる歯科衛生士業務を提供できるようになることです。
認定歯科衛生士を目指す方へ
マイクロスコープを使った歯科衛生士業務は、最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、拡大視野で口腔内を見ることで、肉眼では見えにくい細かな変化に気づきやすくなります。また、患者さんに画像や動画を用いて説明することで、セルフケアへの理解も深まりやすくなります。
歯科衛生士として、もう一段階ステップアップしたい。
予防・メインテナンスの質を高めたい。
マイクロスコープを使いこなし、専門性のある歯科衛生士を目指したい。
そんな方にとって、認定歯科衛生士の取得は大きな目標になります。
当院では、認定指導歯科衛生士のもとで、マイクロスコープ診療を基礎から学べる環境を整えています。
認定歯科衛生士を目指したい方、マイクロスコープを使った予防・メインテナンスに興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
2028年以降の制度変更について
日本顕微鏡歯科学会では、2028年から認定歯科衛生士の新規受験要件が変更予定と案内されています。
主な変更点として、歯科衛生士歴は2年以上から4年以上へ、学会会員歴は1年以上から3年以上へ、必要単位は4単位から8単位へ変更される予定です。また、8単位には大会参加1回が必須となり、認定期間も3年から5年へ変更予定です。
これから認定歯科衛生士を目指す方は、早めに学会入会や研修単位、臨床動画の準備を進めることが大切です。
※認定制度や申請条件は変更される場合があります。最新情報は日本顕微鏡歯科学会の公式情報をご確認ください。






